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■ IM6組のRCが協賛する心のケアチャリティコンサート

 ロータリー2660地区第6組の各クラブが団結してチャリティコンサートを行うことを企画しましが、11クラブ全てが揃わなかったために断念されました。その代わりに、京フィル震災チャリティ実行委員会が主催する歌でつなぐ音楽の輪・心のケアチャリティコンサートに、第6組の全11クラブが揃って協賛することが平田ガバナー補佐より報告されました。勿論第6組に属する我が大阪鶴見RCも協賛いたします。そして、このコンサートで挙がった収益金は、石巻市「災害移動支援ボランティアRera」と社会貢献共同体ユナイテッド・アースの「南三陸町復興応援プロジェクト」に実行委員会から直接寄付されます。この2団体のうち、Reraは、過去にもここへ寄付した京フィルの希望で、ユナイテッド・アースは、このコンサートに出演するヒューマンノートと一緒に被災地支援活動を行ってきた縁で、収益金を分けて寄付することになっています。ところで当理事会で、このチャリティコンサートで挙がった収益金が本当に被災地の心のケア活動に携わる団体に寄付されるのかと言う疑問が出ました。
 そこで私なりにこの2団体のうち石巻市「災害移動支援ボランティアRera」について調べてみました。このReraは、東日本大震災で被災された方々の移動や介助の支援活動を行うことを目的として活動しているようで、少人数のボランティア団体です。在宅支援をしている団体の紹介などにより、主に人工透析や内科、歯科等に通院する際の送迎支援活動がほとんどだそうです。被災で心を病んでいる人が多いようで精神科への送迎が日を追って増えているそうです。身近に車がある環境の人には横のつながりのためにも身近な人に頼むように勧め、どうしても移動の手段が見つけられない人や場合のための送迎や介助を実施しています。
 Reraが活動するについて問題となっている点は、例えば石巻から仙台の病院に透析を受けに行く患者がおりタクシーでは片道だけで1万5000円位かかるが、車の数や人手の関係と推測されますが仙台までの送迎ができていな現実に心が痛むとか、内部スタッフが1人なので、1日100本を軽く超える電話の対応や街中を走り回っている7〜8台の送迎車との無線応答と指示を職人芸の様にこなしているが、せめて2人で分担すれば送迎以外の沢山の業務にも少しは手を付けることができ助かるのですがと言うような点だそうです。
 このReraの活動に注目した日本家政学会の学会員が全国から石巻専修大学に集まり、Reraの災害直後から現在までの活動内容やニーズの変化、被災者の状況等についてヒヤリングを実施したとのことです。また、Reraの活動については、過去にNHKで放映され、その番組を大阪東淀ちゃやまちRCの太田会長が見て涙し、このような感動的なボランティア活動をしている団体にこそ寄付したい、そのために心のケアチャリティコンサートを開きたいと思いあったって、第6組の睦輪会でチャリティコンサートの開催を提案され、紆余曲折を経て今回のコンサート開催・IM6組全RC協賛に至ったと言う経緯があります。私はこの番組を見ておりませんので、是非見て大阪鶴見RCの皆様にもご紹介したいと思い太田会長に尋ねたのですが手に入らないそうで入手を断念しました。
私は、今の時期ハード面の復興は政府に任せて、心や体のケアや職場の創設などソフト面に重点を置いた支援をすべきだと提案していますが、このReraの活動を支援できるなら私の思いの一部が実現できるように思います。
 この心のケアチャリティコンサートは、ご案内のように3月8日金曜日の19時からシンフォニーフォールで開演されます。若手のホープ井村誠貴さんが指揮する京都フイルハーモニー室内合奏団の演奏や、被災地などに歌を届けるホスピタリティー活動をしているシンガーズグループ・ヒューマンノートのコーラスをバックミュージックとして、シンガーソングライターであるゴダイゴのタケカワ ユキヒデさんとゴスペルをルーツとする寺尾仁志さんがうたを歌います。また、ヒューマンノートに加えて、心のケアチャリティコンサートに賛同し、自分でチケットを購入した一般人もコーラスに参加するというのも売りになるかと思います。このコンサートは、2660地区第6組の11クラブが力を合わせて何かをしようという初めての試みです。今後も第6組の結束が維持できるかどうかを試す試金石となる催しですので是非成功させたいと思います。そのためにも、大阪鶴見RCのロータリアンのみならずご家族や友人・知人を誘い合わせて、出来るだけ多くのご参加をよろしくお願いいたします。(この原稿を作成するにあたっては「災害移動支援ボランティア、Rera」のホームページを参考にしました。)